会えない環境がメリットに!? 遠距離片思いを成就させるためのコツ4つ

会えない環境がメリットに!? 遠距離片思いを成就させるためのコツ4つ

【相談者:20代男性】
同じ会社で同い年の人を好きになりました。でも、僕は愛知県で好きな人は関東地方です。
会社の携帯で連絡をとることはありますが、お互いに敬語です。

デートにさえ誘えたら遠距離でも会いに行くのですが、良い口実がありません。
このような場合、どうすればデートに誘えますか?

a警戒心を抱かれず、自然に距離を縮めていくことが両想いまでの最短ルートとなります。

ご質問ありがとうございます。コラムニストのLISAです。

ただでさえ不安や悩みが尽きない片思い。
そこに遠距離という大きな壁が立ちはだかると、さらに行き詰まることも増えてくるのではないでしょうか。

確かに遠距離片思いは通常の片思いと違い、気軽にデートに誘ったり、相手の本心を見極めたりすることが難しい関係です。

しかし、何もつらいことばかりではありません。

実は、遠距離という大きな壁があるからこそ生まれるメリットも存在するのです。

そこで今回は、遠距離片思いを成就させた経験のある方々からお話を伺ってきました。
その話に基づき、遠距離片思いを実らせるためのコツを4つご紹介いたします。

(1)記憶に残る言葉をかけて自分の印象を残す

『高校卒業後に上京した好きな子とは、たまに連絡を取り合っていました。でも、あまり強引なアプローチをしても引かれそうだと思い、電話でも「久しぶりに○○ちゃんの声を聞いて元気が出たよ」とか遠まわしのアプローチしかできなかったんです。ただ、彼女からすればそんな何気ない言葉が嬉しかったようで、夏の帰省で再会したときに正式に付き合えました』(24歳男性/工場勤務)

簡単に会えない遠距離片思いでは、電話やメール、LINEなどが主なアプローチ手段となります。

そこでいかに自分の印象を強く残すかが、片思い相手との関係を大きく進展させる鍵となるのです。

もし、彼女と連絡をとる機会があれば、「○○さんに話して自信が持てました」「やっぱり○○さんに相談して正解でした」など、さりげなく褒めつつ、相手の印象に強く残る一言を伝えるようにしましょう。

それがLINE交換やデートのお誘いのきっかけにつながる可能性も大いにあるのです。

(2)さりげなく相手を気遣う言葉をかける

『遠距離で彼のそばにいられない分、彼の周りにいる女性たちと差をつけることを強く意識していました。彼が仕事で大きなプレゼンを控えているときには前日に応援LINEを送ったり、彼の住んでいる地域の天気予報をこまめにチェックして、「天気予報で大雨だって言ってたけど大丈夫?」と気にかけたり。ちょっとした気遣いを意識することで、遠距離でも彼の特別な存在になることはできますよ』(26歳女性/営業事務)

異性からのさりげない気遣いは、誰にとっても嬉しいこと。

他の人が特に気にも留めていない部分で気遣いを見せると、相手からも「この人は私のことをよく見ている」という好印象をもたれるのです。

彼女と電話のやりとりをするときは、「何だか元気なさそうだけど大丈夫?」「今日そっちは寒いらしいけど体に気をつけてね」とさりげない気遣いを見せるようにしましょう。

ただ、そこまで親しくないにもかかわらず、「悩みがあるなら僕に相談してね!」など、踏み込みすぎた気遣いをしてしまうと、相手に警戒心を与え、逆効果となります。

気遣いをするときは、相手との距離感を意識したうえでの言葉をかけるように。

(3)「ついで」という口実を作ってデートに誘う

『過去に東京在住の彼に片思いをしていたときは、何かと口実を作って東京に行き、会うきっかけを作っていました。「好きなバンドのライブがあるから」「友達の結婚式があるから」って感じで。そうして何回か会っているうちに自然に付き合えたので、やっぱり遠距離でも会うことが大切だなと実感しました』(31歳女性/営業)

遠距離片思いでは、頻繁に連絡をとることだけでなく、直接会う機会を作ることも大切です。

とはいえ、まだそこまで親しくない間柄の相手に、「あなたに会いに行くので食事にでも行きましょう」と真正面から誘っても、相手に恐怖心を与え、断わられる可能性が高くなるだけ。

直接会うためには、別の口実を作り、そのついでに誘うといった形でデートに誘ってはどうでしょうか。
これなら、警戒心をもたれることなく、自然に会う機会がつくれます。

今回のように職場仲間であれば、出張やセミナーなど、仕事に絡めた口実を使うと成功率もぐっとあがるはずです。

(4)友達や同僚に協力してもらい親睦会を開く

『僕の場合は、彼女も知っている共通の友達に協力してもらい、「二人でそっちに遊びに行くから会おうよ」という方法でお誘いをしました。いきなり二人で会おうと誘うと警戒されそうですが、共通の友達がいると軽い飲み会感覚で意外と簡単にOKしてくれるんですよね』(29歳男性/営業)

まだ相手のことをよく知らない間柄だと、二人きりで会うこと自体に警戒心を抱く女性もいます。
そこで、友達や同僚に協力してもらい、複数人で会う機会をつくってみてはどうでしょうか。

今回のように相手の女性が仕事仲間である場合は、同僚男性に協力してもらい、親睦会という形で会う機会を企画してみると良いかもしれません。
仕事仲間の男性数人と、相手の女性とその同僚という複数人での食事会であれば、意外とあっさり彼女も承諾してくれるはずです。

今回の相談者様の場合、同じ職場であることしか接点がなく、プライベートでの連絡先も知らないという、なかなかハードルの高い遠距離片思いをされています。
そのため、一見、デートに誘うことすら難しい状況にも見えますが、自分の言動次第では、その状況を大きく動かすことも可能なのです。

なにより、遠距離片思いは時間との勝負です。
もたもたしているうちに彼女のそばにいる男性に先を越される可能性だってあります。

未来で後悔をしないためにも、ただ待つだけでなく、自分から思いきって行動に移してみましょう。
勇気を持って踏み出した一歩が現状を変える大きなきっかけになるかもしれませんよ。

●ライター/LISA(女ゴコロ専門家)