ごとく以外の読み方分かる?【如く】ヒント:「無し」とセットで使われます

ごとく以外の読み方分かる?【如く】ヒント:「無し」とセットで使われます

(2)「如く」の読み方

ではさっそく、気になる「如く」の読み方を解説していきます!
実は、「如く」は「しく」と読めるのです。

つまり、先ほどのヒントで出てきた「如くは無し」は「しくはなし」と読みます。
(『広辞苑』より)

(3)「如く」の意味

「如くは無し」の意味については、ヒントの部分でお伝えした通りです。
では肝心の「如く」は、どんな意味になるのでしょうか。

「如く」には2つの意味があります。
「追いつく・到りつく」と、「及ぶ・肩を並べる・匹敵する」です。
(『広辞苑』より)

(4)「如く」は万葉集でこう使われている

「如く」は「無し」とセットで使われることがあることは分かっていただけたでしょう。
では、「如く」のみで使われることはないのでしょうか。

万葉集2「後れゐて恋ひつつあらず追ひ如かむ道のくまみにしめ結へわが夫(せ)」
万葉集9「今日の日にいかにか如かむ筑波嶺に昔の人の来けむその日も」

万葉集で「如く」は、このように使われているのです。
(『広辞苑』より)

非常になじみのある「如く」という漢字ですが、想像もつかない読み方でしたね。
「如くは無し」というヒントがあっても、わかった方は少ないのではないでしょうか。

知っていたら漢字博士ともてはやされるかも?!

(恋愛jp編集部)