ブラジャーを選ぶとき、「なんとなくデザインの好みで選んでいた」「とくに機能なんて考えたことがなかった」という人も多いのでは?
バストは年齢に応じて変化するため、実はブラジャーは、ある一定のタイミングで見直していくことが大切。
今回は、下着美容研究家、湯浅美和子さんのインタビュー連載第5弾として、「ブラジャーを見直すタイミング」について紹介します。
◆今回取材させていただいたのは…
下着美容研究家・アナウンサー
湯浅美和子(ゆあさみわこ)さん
下着とボディのプロ資格・インティメイトアドバイザー(日本ボディファッション協会)をインナー業界に従事しない立場で初めて取得。下着のおかげで自身のプロポーションが整ったことから、下着の恩恵や知識を広く共有したいと思い、活動を開始。的確で健全な下着選びと神業なるボディメイクは定評があり、大勢の女性をスタイル美人へと導いている。下着の商品開発&監修も数多く担い、インナー業界からの信頼も厚い。「田中みな実×PEACHJOHN ファーストガードルBOOK(講談社)」監修。
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年代や肉質の変化に応じてブランドを見直すべし!
ブラジャーを選ぶときは、自分の年齢に合わせてブランドを見直し、選ぶ基準を変えることが大切です。
女性のボディには曲がり角があり、体型変化のターニングポイントが3度あります。
それは、10代の成長期から大人の体になる「19歳ごろ」、成熟した大人のボディから変化してくる「25歳ごろ」、シルエットが曖昧になるボディの大曲がり角の「38歳ごろ」の3つと言われており、そのタイミングに合わせてバストも変化していきます。
このように、バストのエイジングは、19歳頃に成長期から大人のバストになった後、すぐに始まります。
そのため、多くの下着メーカーではターゲット層の年代に合わせて、ブランドや商品ごとにバストへのアプローチを変えています。
つまり、ブラジャーを買うときは、自分のからだの状態に応じたブランドや商品を選ぶことが重要なのです。
具体的には、一体どういった仕掛けに注目すればよいのか、例として、代表的なものを2つ紹介していきます。
(1)後ろの土台の形
エイジングと共にからだの肉質がやわらかくなっていくと、合うサイズのブラジャーを着用しても、背中のお肉が肉漏れしやすくなります。
そんなときは、ブラジャーの背面(ストラップから土台ベルトまでのバックのつながり)が「U字型」のものを選ぶのがおすすめ。
土台とストラップが垂直になっているものは、生地そのものが皮膚の方へ向かって圧がかかるため、やわらかい肉質だと肉漏れがしやすい特徴があります。
その一方、U字型になっているものは、からだの中央へ向かって圧が逃げるため、肉漏れしづらい特徴があるのです。
(2)ワイヤー幅の長さ
年齢に応じてバストの肉質がやわらかく変化すると、バスト下部に当たるワイヤーが痛く感じてしまうこともあるでしょう。
それは、バストの変形により、ワイヤー部分を含むバージスライン(バスト円周の下部)が曖昧になるから。
20代をターゲットにしたブランドの商品は、バージスラインを崩さないよう配慮したワイヤーがセットされています。
一方、20代よりも肉質がやわらかくなった世代をターゲットにした商品は、ワイヤー幅が広く、バストをしなやかに包み込むように配慮されているものが多いです。
いつものブラで「ワイヤーが痛いかも」と感じたら、ブランドや商品を見直してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
美胸をつくるには、年齢による身体の変化に合わせて、ブラジャーも見直すことが大切。
ブラジャーを買い替えるときは、ぜひ意識してみてくださいね。
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(恋愛jp編集部)