え、おとなじゃないの…?【大人】おとな以外の読み方わかったら天才

え、おとなじゃないの…?【大人】おとな以外の読み方わかったら天才

(2)「大人」とは何?役職のような存在?

「大人」とは、「領有し、支配する人の称。転じて、貴人の尊称。ぬし」「師匠・学者の尊称」という意味があります。
役職というものではないものの、権力や知識などをもった人を敬う呼び方です。

江戸時代によく使われた言葉でした。
同じ「うし」でもこれほどの違いがあるのは、なんだかおもしろいですよね。

一般的に知られた「大人(おとな)」は「成人」という意味なので、「大人(うし)」とは違う意味合いになります。
(『広辞苑』より)

(3)「大人」の語源

はっきりとした語源はわかりませんが、「氏」を当て字にしたという説があります。
今では○○氏とあらわしますが、昔は高貴な意味をもつ「大人」を当てたことで、「うし」と読むようにもなったのでしょう。

「大人(うし)」と読める流れであり、「大人(うし)」の意味からしても納得できます。
ちなみに、主(ぬし)は大人(うし)が訛ったものと言われています。
(『広辞苑』より)

(4)「大人○○円」の「大人」は「おとな」?

最後に、大人関連より豆知識をご紹介しましょう。
料金表で「大人、中人、小人」と見ることがありますが、「大人」の部分を「おとな」と読んでいませんか?

それは間違いであり、正しくは「だいにん」と読みます。
わざわざ「だいにん」とは言わないものの、正しく読めることでまわりから尊敬されるでしょう。
(『広辞苑』より)

特殊な読み方をする「大人」。
高貴の人や権力のある人に対し使われる言葉であり、普段ではあまり使いません。

しかし、こんな読み方もあることを知らないのは大違いですよ。

(恋愛jp編集部)