「ガードル」と聞くと、「苦しそう」というイメージを持つ人や、「履いてみたけど窮屈だった」という経験から、敬遠している人もいるのではないでしょうか。
しかし、本来ガードルは苦しいものではありません。
正しくガードルを選ぶことができれば、そうしたイメージを覆せるはず。
今回は、下着美容研究家、湯浅美和子さんのインタビュー連載第8弾として、ガードルの「失敗しない選び方のキホン」を紹介します。
◆今回取材させていただいたのは…
下着美容研究家・アナウンサー
湯浅美和子(ゆあさみわこ)さん
下着とボディのプロ資格・インティメイトアドバイザー(日本ボディファッション協会)をインナー業界に従事しない立場で初めて取得。下着のおかげで自身のプロポーションが整ったことから、下着の恩恵や知識を広く共有したいと思い、活動を開始。的確で健全な下着選びと神業なるボディメイクは定評があり、大勢の女性をスタイル美人へと導いている。下着の商品開発&監修も数多く担い、インナー業界からの信頼も厚い。「田中みな実×PEACHJOHN ファーストガードルBOOK(講談社)」監修。
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ガードル選びのポイントは3つ
湯浅さんによれば、ガードル選びで押さえておきたいポイントは、大きく以下の3つ。
(1)パワーの違いを理解する
(2)下半身の悩みに合わせて選ぶ
(3)ガードルごとに適したサイズを選ぶ
それぞれどういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
ポイント1:パワーの違いを理解する
ガードルには「パワー」と呼ばれる、素材の伸縮性、生地のやわらかさの違いがあります。
一般的に、伸縮性が低く引っ張りづらいものほど、パワーが強く、補整機能が強いです。
伸縮性が低く、触ってみて引っぱりづらいものは、パワーの強い「ハード」と呼ばれるタイプ。
そして、伸縮性が高く、触ってみて軽い力で伸びるものは、ハードに比べるとパワーの弱い、「ソフト」と呼ばれるタイプです。
ハードタイプのガードルはとくに、補整力が強い分、「キツい」という印象を持ちがち。
しかし、普段のサイズよりひとつ大きいものを選ぶなど、サイズを見直せば解決できます。
「しっかりスタイルアップしたい」という人は、サイズに注意しながら、補整力が強いハードタイプのガードルを選ぶといいでしょう。
初めて買うファーストガードルとしてはもちろん、生理の日や移動の多い旅行などには、柔らかく伸びやすい素材のソフトタイプがおすすめです。
【湯浅さんコメント】
「強い=よく効く」というイメージを持つ人も多いようですが、必ずしもパワーが強いものだけがいいとは限りません。
ガードルを使う目的に合わせて、パワーの違うものを使いわけるのが、賢いテクニックです。
ポイント2:下半身の悩みに合わせて選ぶ
ガードルにはパワー(生地の伸縮性)以外にも、商品によってハイウエスト・ジャストウエストなどのウエスト丈や、ショート丈・ロング丈などの裾丈の違いがあり、それぞれ特徴が異なります。
さらに、骨盤サポートやヒップメイクなど、ガードルごとに備わっている補整機能もさまざま。
そのため、ガードル選びでは解消したいボディの悩みをカバーしてくれるものを選ぶことが大切です。
たとえば、骨盤のゆるみや歪みが気になるなら「骨盤サポートタイプ」、ぽっこりお腹が気になるなら「お腹サポート機能+ウエスト丈が高いもの」、ヒップライン重視なら「理想のヒップメイクをしてくれるもの」、太ももを引き締めたいなら「ロング丈のもの」等がおすすめ。
ポイント3:ガードルごとに適したサイズを選ぶ
最後のポイントは、ガードルごとに自分の身体に合うサイズを選ぶこと。
ガードルは、商品によって素材やパターン、機能が異なるため、それぞれ商品ごとに自分の身体にフィットするサイズを選ぶ必要があります。
また、普段履いているボトムスのアウターサイズと同じとは限りません。
例えばハードタイプのガードルは、補整力が高い分、伸縮性も低いため、窮屈に感じた時は普段よりひとつ大きいサイズの方が適していることもあります。
【湯浅さんコメント】
一度ガードルを試したことがある人の中には、窮屈に感じた経験から、「苦しくないガードルが欲しい」という人もいるでしょう。
しかし、実は「ガードルが苦しいもの」という発想からくる「苦しくないガードルが欲しい」という考えは間違い。
着用して「苦しい」と感じるのは、サイズ選びを誤っている証拠。
正しいサイズが選べていれば、窮屈には感じないはずなのです。
ガードルを着用してみて「苦しい」と感じた時点で、サイズが大きいものに変えることを検討しましょう。
正しく選んでガードルライフを楽しもう
いかがでしたか?
ガードルは理想の下半身に近づけるためのお助けアイテム。
選び方を間違えて、エラーアイテムになってしまうのは勿体ないです。
すでにガードルを使ったことがある人も、まだ使ったことがない人も、ぜひ今回の記事を参考に、自分に合ったガードルを見つけてみてくださいね。
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(恋愛jp編集部)