読めそうで読めない…?!【粋倒し】ヒント:おだてる事です。

読めそうで読めない…?!【粋倒し】ヒント:おだてる事です。

(2)「粋倒し」はおだてること

あまり聞き慣れない「粋倒し」ですが、どのような意味があるのでしょうか。

粋倒しとは、相手を粋人としておだてあげて、利を得るという意味です。
ただおだてるのではなく、粋な人として扱い、おだてている点が大きいでしょう。
(『広辞苑』より)

(3)「粋倒し」の「倒し」とは?

「粋倒し」の「倒し」を「ごかし」と読みますが、なぜ「ごかし」なのでしょうか。
ごかしとは、こかしが転じた言葉です。

体言や動詞の連用形に付いて、そのようなふりをして相手をだまし、自分の利益をはかるという意味になります。
「粋倒し」は粋人として相手をごかし、利を得ていることから「粋倒し」となったのでしょう。
(『広辞苑』より)

(4)「粋倒し」以外に「○○倒し」という言葉はある

最後に、倒しという言葉が入った言葉をご紹介します。
その言葉が、お為倒し、親切倒しです。

意味も合わせて見ておきましょう。

お為倒しとは、表面は相手のためになるように見せかけて、じつは自分の利益をはかること。
親切倒しとは、裏で自分の利益をはかりなどしながら、いかにも親切そうに振るまうこと。

どの言葉も利益を得るため、表の顔はいい人ぶっていることがわかりますね。
(『広辞苑』より)

相手を粋人のように扱いおだて、裏では自分の利益を得ることしか考えていない「粋倒し」。

計算高くおこなっていることがほとんどです。
そのため、「この人にはよくおだてられているな〜」と感じたら、注意しながら探ってみてくださいね。

(恋愛jp編集部)