【まさか!の出産レポ】お腹の張りはあったものの痛みはなし→分娩室に入って5分のスピード出産(産婦人科医監修)

【まさか!の出産レポ】お腹の張りはあったものの痛みはなし→分娩室に入って5分のスピード出産(産婦人科医監修)

妊娠し日々お腹の中で育っていく赤ちゃんに、喜びを感じているママも多いでしょう。

その反面、無事に生まれてきてくれるのかなと不安を感じることもありますよね。

そこでMOREDOORでは、先輩ママさんへ「どんな出産だったか」「こうしたら良かったと思うことは何か」とヒアリングを実施!

今回は、陣痛の痛みはなくスピード出産だったというUさんの例をご紹介します。

監修産婦人科医:
つづきレディスクリニック院長、吉岡範人。
1978年生まれ。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。
16年間の医局勤務中、約2年間ブリティッシュコロンビア大学へ留学しがん研究に従事。2019年につづきレディスクリニックの院長に就任。現在は産婦人科×医療脱毛で産婦人科における医療脱毛、産婦人科×訪問診療で女性がん患者さんに特化した訪問診療、産婦人科×スポーツ医学で女性スポーツ選手のサポートなどで活躍。さらに産婦人科医としてフェムテックの業界にも参入中。

つづきレディスクリニック

Uさんの出産時の状況

■家族構成:夫、長男(当時2歳半)、私
■出産方法:自然分娩
■かかった時間:陣痛1時間半、破水から5分

Uさんの出産レポ

お腹の張りが10分間隔になり、2人目は痛みがなくても張りが等間隔になったら来院してくださいとのことで、家族3人で産院へ行きました。

到着した頃には5分間隔になっていましたが、痛みは一切なし。

そこから中々進まなかったので、廊下を歩いたりスクワットをして促進するようにとにかく動きました。

出産時におこったハプニング

痛みはまったくなかったのですが張りはするので、内診してもらった所「降りては来ている!」となり、先生がお琴の演奏に使うような鋭い爪を装着し人工的に膜を破り破水させました。

その瞬間から陣痛最高潮の痛みがいきなり来て、一気に産まれそうな感覚に。

内診をしたベッドが分娩台ではなく陣痛室のベッドだったため、お産をするには分娩室に移動が必要で、助産師さんが急いで用意をしに行きました。

フリースタイル分娩を希望していたため布団を敷いてくれた分娩室へ移動。

寝っ転がって次の陣痛の波でつるんと出産。

破水から僅か5分で出てくるという稀に見るスピード出産でした。

先生も破水させてから席を外していたため、早すぎて出産に間に合わず笑っていました。

パートナーのサポートはどうでしたか?

夫は長男の面倒を見ながら廊下で待機してくれていて、産まれた後に分娩室に入れたのでへその緒を長男と一緒に切っていました。

転勤先での頼れる人がいない中での出産だったため、産休を夫が3ヶ月間取り予定日前から休んでくれました。

2人目の出産ということもあり、何とかなると言う気持ちが身についていたので複雑な気持ちにはなりませんでした。

ただ、私の少し前に出産された方が辛そうな声を出していた際、助産師さんが「そんな大声出さないの!」みたいな感じで強く当たっていて怖いなと思いました。

私は5分しか痛みがなかったので大声は出さずに済みましたが、もし自分が長い陣痛だったら怒られていたのかなと思うと少し複雑でした。

Uさんがもっとこうすれば良かった!と今だから思うことは

2人目だったので、かなり念入りに勉強などをして持ち物や気持ちの準備をしていたため、後悔はありませんでした。

Uさんからこれから出産する方へメッセージ

「痛みもすべて楽しんでやる!」くらいの気持ちで挑んで欲しいです。
綺麗事は言いません。

ただ必ず終わりは来るので、「ここまで痛くなるのかよ!」と突っ込みを入れたり、何とか気持ちを落とさず頑張ってください。

無事に出産が終わることを願っています。

案ずるより産むが易し

あまり不安になりすぎるときは、Uさんの「痛みも楽しんでやる」という言葉を思い出してみてくださいね。

出産の準備などをして気持ちに余裕を持たせてみてはいかがでしょうか?

ぜひ周りの人の助けをもらいながら、「頑張って」と言う先輩ママたちの声も参考にしてみてくださいね。

※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


※監修医:つづきレディスクリニック院長、吉岡範人

つづきレディスクリニック

(MOREDOOR編集部)

吉岡範人

吉岡範人

つづきレディスクリニック院長

1978年生まれ。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。

16年間の医局勤務中、約2年間ブリティッシュコロンビア大学へ留学しがん研究に従事。2019年につづきレディスクリニックの院長に就任。現在は産婦人科×医療脱毛で産婦人科における医療脱毛、産婦人科×訪問診療で女性がん患者さんに特化した訪問診療、産婦人科×スポーツ医学で女性スポーツ選手のサポートなどで活躍。さらに産婦人科医としてフェムテックの業界にも参入中。