ポリープ判明!?生理痛がひどく不正出血も…→婦人科の医師から”告げられたこと”とは

ポリープ判明!?生理痛がひどく不正出血も…→婦人科の医師から”告げられたこと”とは

生理痛や不正出血があっても「よくあること」と放置していませんか?

生理痛や不正出血は、婦人科疾患が原因で起こることもあります。

そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

監修医

▶︎新見正則医院

▶︎ネットメディア記事掲載実績

Tさんの場合……

私の場合は、子宮内膜ポリープでした。

20代の頃から生理痛がひどく、20代後半になってからは、生理ではないときに少量の出血が見られるようになりました。

しかし、排卵の時期に出血することは通常でもあると知り、しばらく放置していました。

その後、職場の方が結婚する際にブライダルチェックを受けるという話を聞き、自分もそろそろ妊娠のことを考えて婦人科で受診してみることに。

少量ではあるが不正出血があると医者に告げ、エコーで見てもらったところポリープがあることが判明。

子宮鏡検査で見てもらうとポリープが複数あることがわかり、医者から「この状態だと望んでも妊娠は不可能だっただろう」と言われました。

妊娠を本格的に考える前に産婦人科で受診し、ポリープを見つけることができたので本当によかったです。

どんな治療を受けましたか?

子宮鏡検査でポリープを確認した後、局所麻酔(点滴からの麻酔で意識もなし)を使い、子宮鏡下手術でポリープ切除を行いました。

子宮内膜掻爬術(子宮鏡を使わず子宮内膜を目視せず医師の感覚でポリープを掻き取る簡単な手術)もあると言われましたが、きちんと目視しながら切除したほうが確実だと言われたので子宮鏡下手術を選択しました。

世の女性陣へ伝えたいことは?

生理の異変は人に相談しにくいと思いますが、将来の自分のためにも病院で診てもらった方が安心だと思います。

がん検診でエコーの検査を受けるだけでも自分の子宮の異変を発見できることもあります。

不要と判断せずに受けた方がよいと思います。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。

生理に異変を感じたら婦人科へ

生理痛と不正出血は、ポリープが原因だったというTさん。

Tさんは子宮鏡下手術を選択し、ポリープ切除したようですね。

皆さんも、いつもと違うと感じたときは、早めに病院で診てもらってくださいね。

今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※監修医:新見正則医院院長、新見正則

※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

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新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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