「つらい…」鎮痛剤を飲まないと生活に支障が出るほどのひどい生理痛…→婦人科で見つかった“2つの疾患”とは

「つらい…」鎮痛剤を飲まないと生活に支障が出るほどのひどい生理痛…→婦人科で見つかった“2つの疾患”とは

生理は女性にとって長く付き合っていくもの。

生理痛などの辛い症状を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

監修医

▶︎新見正則医院

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Tさんの場合……

私の場合は、子宮内膜症と子宮腺筋症でした。

高校生の頃から、鎮痛剤を飲まないと日常生活に支障が出るほどの生理痛がありました。

経血量は多くなかったのですが、痛みがひどく生理2日前から生理4日目くらいまでつらい思いをしてました。

社会人になり、婦人科で受診すると「病気じゃなくても生理痛が重い人もいます。ピルで対応しましょう」と言われ、ピルを飲むことに。

その後、引越しを機に転院したところ、内診で痛いところがあり、子宮内膜症と子宮腺筋症を患っていることがわかりました。

どんな治療を受けましたか?

超低用量ピルでの治療を開始しました。

気になる症状がある人は、婦人科で検査をしてから適切なピルを処方してもらうとよいと思います。

世の女性陣へ伝えたいことは?

生理痛はピルを飲めばよくなることもあります。

保険適用のピルなら値段も高くないので、一度婦人科に行って相談してみてください。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。

生理痛がひどいときは婦人科へ

鎮痛剤を飲まないと生活に支障が出るほどの生理痛は、子宮内膜症と子宮腺筋症が原因だったというTさん。

Tさんは超低用量ピルで治療をしたようですね。

皆さんも、生理痛がひどいときは、早めに婦人科で受診してみてくださいね。

今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※監修医:新見正則医院院長、新見正則

※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。

新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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