【その痛み、本当にただの腰痛?】職場の健診で『血尿』が見つかり…→病院を受診して判明した疾患

【その痛み、本当にただの腰痛?】職場の健診で『血尿』が見つかり…→病院を受診して判明した疾患

体調の変化や違和感があっても、忙しくてなかなか病院にいけないこともあるでしょう。

ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

監修医

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Gさんの場合……

もともと腰痛に悩んでいたGさん。

子育てに忙しく、腰痛の頻度が増えてきました。

抱っこなどで腰が痛くなったと思っていたのですが、実はそれがただの腰痛ではありませんでした。

職場の健診で血尿が見つかり、その原因を探るために病院に行くことに。

腎臓に大きな結石が見つかりました。

どんな治療を受けましたか?

全身麻酔を用いる経尿道的結石破砕術を受けました。

手術前には、腎臓からの尿の流れを良くするためのステントを入れ、腎臓の腫れを和らげました。

手術後も二週間ほどステントを入れた状態で生活し、その後は水分をたくさん取るようにと指示されています。

伝えたいことは?

結石は繰り返しやすい病気。

私は手術を何度も経験しましたが、手術だけでなく、ステントの違和感も大変です。

少しでも違和感を感じたら病院へ行くことをおすすめします。

違和感があるときは早めに専門家へ

腰痛の頻度が増えてきたのは、結石が原因だったというGさん。

体の異変には早急に対処することの重要性です。

とくに、何気ない腰痛も、見過ごしてはならないシグナルかもしれません。

皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家へ受診してみてくださいね。

今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。


※監修医:新見正則医院院長、新見正則
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

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新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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