「腹痛がある」「下痢と便秘を繰り返している」と悩んでいませんか?
お腹の調子は日々変わっていますが、適切な対処をすることで負担を和らげることにつながります。
そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Gさんの場合……
私がかかった病気は「過敏性腸症候群」。
もう何年前になるでしょうか。
少なくとも直近1、2年は下痢と便秘を繰り返し、過剰な腹痛に耐えていました。
あまりの腹痛の頻度に「おなかが痛くなったらどうしよう」と考えるだけで腹痛が。
夜中に腹痛で飛び起きたり、時にはあまりにもおなかが痛すぎて嘔吐までしてしまったりすることもたびたびありました。
「救急車を呼んだほうがいいんじゃないか」という程のたうち回る痛みに襲われたときは、絶望的な激痛だったのを今でも覚えています。
どんな治療を受けましたか?
基本的には整腸剤です。
腸内環境をよくするためのお薬を処方してもらい、適度な運動を心がけるようにしました。
お医者様からは「ストレスの原因になるものを取り除くのが一番だけど、わからないことも多いからね」と言われています。
また、腹痛が起こってしまった時のための鎮痛剤もいただいていて、咄嗟に服用できることから安心感もあります。
伝えたいことは?
腹痛と一言で言っても理解されにくい「過敏性腸症候群」。
最近は知名度が上がっていますから、病名を口にすれば何となく伝わるかと思います。
しかし、たかが腹痛と周りに思われたり、言われたりすることも多々ありました。
そういう時、やはり頼れるのは専門家でもあるお医者様。
正直相談しようか迷っていましたが、病名が付いただけでも何となく安心感がありました。
また、薬を飲んでいるから大丈夫だと自分に言い聞かせることもできますし、そのおかげか今ではずいぶんよくなってきたと思います。
なかなか相談しにくい腹痛ですが、ぜひ一度だけでも勇気を出して素直に相談して欲しいです。
違和感があるときは早めに専門家へ
体の異変を感じたら、早めに専門家に相談することが大切です。
皆さんも、違和感を覚えたら専門家へ受診してみてくださいね。
今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)