陰部の痒みやおりものの違和感は、なかなか人には相談しづらいもの。
辛い痒みやおりものの違和感は、何か病気のサインかもしれません。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Eさんの場合……
膣カンジダ症の診断を受けました。
とにかく陰部がとても痒くなり、ポロポロとしたおりものが下着に付くようになりました。
日中もすごく痒くなるのですが、人前で触れるところでもないので、痒みに耐えるのがつらかったです。
どんな治療を受けましたか?
膣洗浄を行い、その後膣錠を中に入れます。
その後はエンペシドクリームという塗り薬を処方され、1日2回程痒いところに塗っていました。
膣錠が溶け出しておりもののように出てくるときだけはとても痒かったのですが、その後すぐに改善し、1週間で治りました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
とにかくすぐに病院で受診することが大事だと思います。
カンジダ症は市販薬が買えますが、初めての方はちゃんと病院で病名をはっきりさせてから買った方がいいです。
放置しているとどんどん痒くなるし、自然治癒はしないようです。
カンジダ症は再発しやすく、女性は生理があり蒸れやすいので、何度もかかることがあるようです。
一度診察して診断を受ければ、その後は再発しても処方してもらった塗り薬や市販の塗り薬で対応できます。
悩んでる方は早めに受診をしてください。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。
かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
違和感を覚えたときは婦人科へ
陰部の痒みとポロポロとしたおりものは、カンジダ症が原因だったというEさん。
Eさんは膣錠と塗り薬で症状が落ち着いたようですね。
皆さんも、体に違和感を覚えたときはすぐに病院で医師に相談してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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