生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」となります。
「生理に慣れているので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Sさんの場合……
20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。
それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。
ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。
どんな治療を受けましたか?
血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。
そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。
自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。
読者の感想は
『思い切って病院に行かれたことで病気がわかり治療もできてよかったと思います。ただいくつになっても産婦人科は行きづらいなと思ってしまうところです。』
『どの程度の不正出血で病気の兆候なのかぼんやりとしか分からず、婦人科関連の話は友人からも聞きにくいことなので大変参考になりました。婦人科を受診することって大切ですね。』
『生理のとき以外に出血すること自体が体に何らかの症状が出ていることであり、すぐに病院へ行くべきだと感じました。安心感を得るため、そして病気を発見・治療するためにも受診は大事だと感じました。』
など、病院に受診することが大切だというコメントが多く寄せられました。
1人で悩まず婦人科へ……
Sさんは不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群が原因だったようです。
皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみることをおすすめします。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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