自分の体の変化に気づくため、日頃からセルフチェックを心がけている方もいるでしょう。
違和感があると「何か疾患が隠れているのではないか」と思い込んでしまいますよね。
そこで今回のMOREDOORでは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Oさんの場合……
私の場合は乳管内乳頭腫でした。
20代半ば、お風呂上がりに体を拭いていたときに、胸にしこりのようなものがあることに気づきました。
「乳がんだったらどうしよう」と思い、ネットで検索しながらしこりを探しましたが見つからなかったので、乳がんではないのかもと思い直しました。
どんな治療を受けましたか?
婦人科で診てもらい、やはりしこりがあるということで大学病院の乳腺外科を紹介されて行きました。
細胞レベルの検査を何度かしましたが、腫瘍が悪性か良性か判断できなかったので、セカンドオピニオンで別の大きな病院へ。
結局、手術をしてしこりを取りました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
おかしいなと思ったらすぐ病院に行った方がいいです。
定期検診も忘れずに。
自分でマッサージをしながらしこりがないかチェックすることも大切です。
結局良性でしたが、はっきりすると安心できるので、早めに取り除いてもいいと思います。
傷も残りませんでした。
(47歳/専業主婦)
読者からの感想は
『胸のしこりはすぐ気づけるものなのでしょうか。自分ではちょっと自信がないので、しっかり定期検診を受けなければと思いました。』
『腫瘍が悪性か良性か判断できなかった場合など、私もセカンドオピニオンで別の大きな病院へ行こうと思いました。』
『手術しないといけないんだなと思うと少し怖いです。』
『定期検診や自分でお風呂のときにでも確認したり、気をつけていかなければと年齢的にも思います。結果このかたは良性でよかったですね。』
『しこりがあるのは怖いですよね。私もたまに触ってチェックします』
など、さまざまなコメントが読者から寄せられました。
違和感を覚えたら婦人科へ
Oさんはお風呂上りに胸のしこりに気づき、乳腺外科を受診したようですね。
その結果、病院で手術を行い乳管内乳頭腫と判明し、治療へ動くことができました。
皆さんもお風呂上りのセルフチェックや定期的な検診で、早期発見につながるよう心がけてみてくださいね。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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