定期的に子宮頸がんの検診を受けている方も少なくないでしょう。
子宮頸がん検診では、がんの早期発見はもちろんですが、中には他の婦人科系の疾患が見つかる方もいるようです。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Kさんの場合……
子宮筋腫で手術を受けました。
子宮頸がんの検診に行った際に子宮筋腫が見つかり、そこから大きな病院へ行くことになりました。
検診に行った日も不正出血がありましたが、生理が終わってすぐだったので不正出血かどうかもよくわからないままの検診でした。
そのため、子宮筋腫があると聞いたときは驚きました。
どんな治療を受けましたか?
職場の近くに比較的新しい病院があったので、そこで受診しました。
1週間程度の入院になるということだったので、新しい病院であれば設備がしっかりしているだろうと思い、その病院を選択しました。
治療に関しては、筋腫を小さくする薬を半年間服用。
その薬は6ヶ月間しか飲めないという決まりがあったため、半年間の服用後に手術となりました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
振り返ると「あれ?いつもと違う」と思うような症状がありました。
しかし、ネットで同じような症状を検索した結果、自分が安心する情報だけを鵜呑みにし病院を遠ざけていました。
今回も子宮頸がん検診のお知らせと不正出血のタイミングが合わなければ行かなかったかもしれません。
少しでも「何かおかしい」と思う点があったら婦人科で受診してください。
婦人科受診というのは抵抗があるのはわかりますが、それ以上に得られる安心感は大きいです。
今ではSNSなどで実際に婦人科で受診した動画をあげている方もいて、不安を拭える情報があるので、それを参考にしてみてください。
(40歳/主婦)
この記事に読者は
『初期の自覚症状で気づきやすい病気と、無症状のままひそかに進行していく病気があると思いました。いずれにしても定期健診や異変を感じたら早めに受診に行く事だ大事だなと改めて感じました。』
『私も子宮頸がん検診で筋腫が見つかりました。振り返れば自覚症状を見逃していると感じ、日常生活に支障がないと婦人系の病気に繋がらない怖さを感じました。気づくきっかけを逃してはいけないと感じました。』
『ネットで検索しても自分が思うような結果しかピックアップしないので、本当に安心したいなら受診するべきだと思った。』
など、さまざまな声が寄せられました。
違和感があったら……
子宮頸がんの検診に行ったら子宮筋腫が見つかりました。
皆さんも定期的な婦人科検診を心がけて、早期発見につなげてください。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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