女性にとって毎月悩まされる生理痛。
しかし、中には一緒に暮らす家族であっても、知識不足の場合もあります。
今回はそんな生理について「驚いたひと言」エピソードをご紹介します。
41歳、専業主婦のNさんの場合……
私は夫、息子の3人家族です。
若い頃から生理が来るたび生理痛がつらかったけど、息子を出産してから生理痛がさらにつらくなりました。
生理が来るたびに、横になったり休みながらゆっくり家事するようにしています。
時々痛みを我慢しながら家事しなきゃいけないときもあり、仕事から帰って来た夫に生理痛がつらいと言うと、心配の言葉もなく「女性の証拠じゃん。妊娠すれば痛くないよ」と軽く言われ、さらに「オレ男だから分からないよ」と言い、女性の生理のことを理解しようとしてくれませんでした。
痛い中で無理して夕食準備などをやっているのに、その言葉を聞いて夫に期待するのをやめました。
何も分からない息子は「ママお腹痛いから少し休ませて」と言い横になって休んでいると、私のお腹を触り「痛いの痛いの飛んでいけ〜」と言ってくれています。
(41歳/専業主婦)
同棲中の彼からのひと言
自身の体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さんの「生理で別れた話」でも、生理に関する知識不足のひと言が描かれています。
主人公のみわ柴さんは、知り合いから月経前症候群(PMS)のことを聞き、産婦人科を受診。
同棲中の彼のもとへ帰宅すると……?
日常生活に支障が出る生理前の症状は、「月経前症候群」という病気です。
それを相談しに産婦人科へ行っただけなのに、「ついに浮気でもした?」と彼から疑われて弁明する羽目に。
この後、さらに生理をめぐって主人公と彼は大きくすれ違ってしまいます。
こんな時どうする?
生理についてもっと全ての人が理解を深められる機会があれば、Aさんや漫画の主人公が言われたような言動はなかったかもしれません。
もしあなたが「自分の症状に理解ない言葉」を言われたら、どう対処しますか……?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
漫画の監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(DoctorofPhilosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
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(MOREDOOR編集部)