生理の症状は人それぞれ。
経血量も同様で、少し多くても問題ないと気に留めない方が多いのではないでしょうか。
でも、もしかしたら女性特有の病気が潜んでいる可能性も……。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Hさんの場合……
日常的に立ちくらみがしたり、床が揺れるように感じたりすることがありましたが、それほど気にしていませんでした。
毎月の生理の2〜3日目は自分でも驚くような出血で、月経過多用の生理用品を利用していたのですが、それでも粗相をしてしまうことが多くなっていました。
そんなとき、会社の健康診断で子宮筋腫が見つかり、かなり大きいと言われました。
貧血症状も出ていたので早急に対応するようにと言われ、手術を受けました。
どんな治療を受けましたか?
こぶしサイズの筋腫があったので「早めに摘出するように」と言われました。
しかし、貧血症状がひどくこのままでは手術できないと言われ、まずは貧血の改善を優先して鉄剤の服用を行いました。
その後、貧血が改善されたので、摘出手術を受けました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
病気は早期発見・早期治療が肝心であり、そうすれば自分も早く楽になれます。
産婦人科と聞くと抵抗感があるかもしれませんが、ぜひ定期的な受診をおすすめします。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
この話に読者は
『ここまで酷い状態だったのに健康診断で発見されるなんて驚きです。慣れって恐ろしいですね、自分の感覚も大事だけど、自分自身を大事にする方がよっぽど大事だと思いました。』
『見た目ではわからない病気の早期発見は大切ではあるものの自分ではなかなか気づきにくいのだと思いました。』
『生理の症状には個人差がかなりありますし、自分で病院へ行くって難しいと思います。今回は健康診断で発覚して治療できたのでよかったですが、女性は年に一回の健康診断だと少ないかもしれないなと感じました。』
と実に様々な声が寄せられました。
辛い症状があるときは早めに婦人科へ
立ちくらみや経血量が多かったのは、子宮筋腫が原因だったというHさん。
Hさんは摘出手術を受け、症状が改善したようですね。
皆さんも、定期的な健康診断を心がけ、辛い症状があるときは無理をせず婦人科医に相談してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)